「魅惑」piereeの悪戦苦闘ｰブログ

☆心温まる

日本人なら、誰しも知る宮沢賢治です。
しかしpierre的には身近に感じたことはありませんでした。

友人に大の宮沢賢治ファンがいまして、一杯飲みながら止めどもない宮沢賢治への想いを語っていました。
その日は、友人の誕生日ということもあり、聞き役としての立場を貫きました。

pierreは奇人変人的なイメージを持っていました。
菜食主義であるのは良いのですが、「動物の体は食べない」みたいな表現などに違和感を感じていたのです。

友人の話を聞いていて、深い家族愛の中で育ったこと。
大金持ちの長男だったこと。
意外な側面を聞く中で、早世した妹の話を聞きました。
その話を聞いた時に、どして宮沢賢治の切ない、詩・童話ができたのか！？
を少し理解できた気がしました。

いつしか友人の語りに入り込み、気付けば午前様でした。
銀河鉄道の夜は、妹への想いが走らせていたのです。

いつか、本腰入れて宮沢賢治の本を読んでみたいと思いました。
それより生き様に興味を抱いたかも知れません。

いつもはpierrreがしゃべりっぱなしの友人との立ち位置です。
この日誕生日でなければ、この話を聞けなかったでしょう。
ちょっと特した気分になりました。





（注釈）
宮沢 賢治は、日本の詩人、童話作家。
仏教信仰と農民生活に根ざした創作を行った。
作品中に登場する架空の理想郷に、郷里の岩手県をモチーフとしている。

1918年 - 1933年
1933年9月21日（37歳没）
岩手県稗貫郡里川口村(現・花巻市)